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二章 東城編 始動

二章 東城編 始動



○沖縄・嘉手納空軍基地・嘉手納飛行場 (夜)

T「20日前  2017年12月8日 22:05」


 飛行場に着いた小型ジェット機から降り立ったのは、東城。


 出迎えは誰もおらず、東城はそのまま歩き出す。






○沖縄・嘉手納基地内・住宅エリア (夜)

 基地の入口に向けて歩いている東城。

 そこへ、グデングデンに酔っ払っている軍人が正面からやってくる。


 その軍人に、ゴキゲンな喧嘩腰で絡まれる。




   軍 人 「Hey, who are you ? (おい、誰だおまえ?)」


       「I’ve never seen you before. (見たことねえぞ)」


   東 城 「I bet. (だろうな)」




 それきりで東城が通り過ぎようとするのを、遮る形で正面に立ち塞がる酔っ払い軍人。



   軍 人 「Well, well, well... (おいおいおい)」

       「You’re so cocky, aren’t you ? (ずいぶん偉そうじゃねえか)」


       「What’s your problem, huh ? (何か文句でもあるってのか? ああ?)」


   東 城 「Nothing. (ないさ)」


   軍 人 「Don’t give a fuck with me. (調子に乗るなよ)」


       「I’m gonna beat you up. (ボコボコにしてやる)」




 やる気満々で構える軍人。


 東城、内心考える。




   東城M (全く……酔っ払いはどこでもタチが悪いな)



 ここで、「vs. 酔っ払いの軍人」との戦闘になる。






○沖縄・嘉手納基地内・住宅エリア (夜)

 戦闘後。軍人は道脇で気絶。


 そこへタクシーが通りがかり、停車。その窓が開き、運転手に声をかけられる。




   運転手 「こんばんは」

       「あの、ひょっとして日本の方ですか?」


   東 城 「……だったら何だ?」


   運転手 「ひょっとして、タクシー必要ですか?」

       「僕、今からタクシー乗り場に行くんですけど」


       「もしあなたもそこに行かれるつもりなら、ここから乗ったらどうかなって」




 気の好いタクシー運転手(いわゆるベースタクシー)に、微笑む東城。



   東 城 「それはありがたいな」



 東城、タクシーに乗り込む。

 ここで暗転。








○沖縄・琉球街 (夜)

 タクシーを降りた東城。サングラスをかけている。


 (※本人的には「人目を避けるため」)




   東 城 「おかげで助かった。ありがとう」


   運転手 「どういたしまして」

       「じゃ、また機会があれば」




 とタクシーが去っていったのち、東城は内心考える。



   東城M (約束まで時間はまだ丸一日ある)

       (それまでに、譲二に言われた喫茶店を見ておこう)

       (防犯カメラに映っていた手がかりの一つ……)


       (拉致実行犯の女が、犯人の一味らしき男と会っていた場所だ)




 ここから「喫茶プルメリアに向かう」のミッションに入る。

 【その道中、不良やチンピラに絡まれての戦闘や、サブストーリーをこなすことになる】


 (※以降、この東城の「夜なのにサングラスをかけたスカした奴」が、不良などに絡まれ戦闘に発展する要因となる)






〇沖縄・琉球街・喫茶プルメリアの前 (夜)


 喫茶プルメリアまでやってきた東城、中に入る。


 いったん暗転。






○沖縄・琉球街・喫茶プルメリアの前→その付近 (夜)

 喫茶プルメリアから出てきた東城。




   東城M (何の変哲もない、普通の喫茶店だ)

       (ここでは何も掴めそうにないな)




 道を歩き出す東城。


 すると背後のやや遠くから、男2人が話しているのが聞こえてくる。

 (※その2人は、髪色の派手さだけがホストっぽい)




  ホストA 「マジで、絶対に堂島の龍だって!」

  ホストB 「おまえさあ……」

       「慰安旅行中だからってハメ外して飲み過ぎてっと、また代表にキレられんぞ」


  ホストA 「今さら酒で幻覚見ねえよ!」

       「グラサンしてたけど、あれ絶対堂島の龍だから!」

       「間違いねえから!」


  ホストB 「だーかーらー、桐生さんはもう去年死んだろ?」

       「忘れたのか?」


  ホストA 「いや、覚えてっけど、でも見たんだって!」

       「何で信じねえかなあ」




 以上の会話を聞いた東城、さりげなく脇道へと逸れる。そして内心考える。




   東城M (マズいな)

       (まさか神室町からの旅行客に出くわすとは……)




 その時ふと目に入ったのは、すぐそばにあった雑貨屋のショーウィンドウ。


 カメラの位置が切り替わり、外からガラス越しに店内を覗き込む東城を、店内から撮る形となる。


 その際に、店内には変わり種の雑貨が所狭しと並べられているのが画面に映り込む。


 カメラの位置は店外へと戻る。


 東城、ショーウィンドウの中に見える何かを凝視しながら、内心考える。

 (※何を凝視しているかは、角度的にユーザーには見えない)




   東城M (悪くないな)



 そして、入店する。

 ここで暗転。








○神室町ヒルズ前 (夜)

T「20日前  2017年12月8日 23:35」


 真島と冴島、神室町ヒルズのてっぺんを見上げている。


 その視線の先をカメラが映すと、そこには何もない。




   冴 島 「ええんか兄弟?」

       「何も細工せんで」




 心配げな冴島に対して、真島は飄々としたもの。



   真 島 「細工どころか、もしホンモンの槇を殺して吊るしたとこで……」


       「向こうが夏目を殺すつもりなんは変われへんからのう」


   冴 島 「……勘で分かるんか?」


   真 島 「勘でも分かるし、理屈で考えても分かる」


       「槇だけを殺したいんやったら、最初から槇をさらっていきよるわ」


   冴 島 「……まあ、そらそうや」


   真 島 「せやから、俺は夏目に賭ける」

       「あいつやったら何とかしよる。大丈夫や」


   冴 島 「……えらい自信やな」




 真島、ニンマリし、



   真 島 「ヒヒッ。何ちゅうても、俺の一番の子分やからのう」



 そこまでをいつもの明るい調子で言った真島だが、その一瞬後、厳しい真剣な表情になる。

 そうして再び真島と冴島、神室町ヒルズを見上げる。


 その2人の顔の大写しからカメラは上に引く。

 そのままぐんぐん引いて、神室町ヒルズ頂上の高さとなる。


 そのカメラが、神室町や新宿駅周辺の夜景の壮観さを見晴るかす。








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